コミュニケーションを加速させるマルチメディア教室の実現
ICTコンサルティング
ICT機器サポート・通信回線
2020.12.24
【学校ICTの設計】 学校法人呉武田学園 武田中学校 武田高等学校様
左から、小野先生、岡嵜先生、営業担当の溝部所長
東広島・呉・竹原を結ぶトライアングルの中心である賀茂台地の、周囲をいくつかの頂きに囲まれた学校法人呉武田学園 武田中学校 武田高等学校様。設立時から続く建学の精神は「世界的視野に立つ国際人の育成」です。このたび、取材にご協力いただいたのは、ICT担当の小野先生と岡嵜先生です。
【問題点】
アクティブラーニングを少しでも授業に取り入れていきたいという思いから他校に先駆け5年前にタブレットPCを導入しました。しかし当時のマルチメディア教室は、固定席でパソコンはデスクトップ型、正面に電子黒板とプロジェクターの投影画面がある、ごく一般的なレイアウトの教室でした。
【解決に向けてのご提案】
これからの新たな時代を見据え、アナログとデジタルを融合させ、コミュニケーションを加速させるICT教室をご提案させていただきました。プロジェクターは、従来の1面から、正面と横壁面の3面へと広い範囲で投影できるようにしました。壁面は投影だけでなく、直接書き込みやマグネットも使用可能でホワイトボードにもなる「ワイガヤウォール」を大きく2面に設置しました。また、無線LANによりレイアウトが自由に変更できることでグループ内やグループ外のディスカッションも活発になり、柔軟な授業が実践可能となりました。このコミュニケーションを加速させる提案をより具体的に先生方にイメージしていただくにあたり、私共の本社にご来社いただき、ABW(アクティビィティ・ベースト・ワーキング)を体感していただくオフィスツアーを実施しました。
【お客様の評価・声】
今回採択に至った決め手は、他者とは異なる本校の将来性を見据えた上での仕様となっていた提案内容と、担当していただいた溝部さんや支援の方々の真摯な仕事ぶりに対する信頼感です。さらに、貴社のオフィスを見学させていただき、会社の全体像や社員の方々が仕事をされている様子を拝見できたことも大きな要因です。教員が企業のオフィスを見学する機会はなかなかありませんが、自分たちの教え子が将来働く環境を実際に見ることができ大変参考になりました。できることなら、社会で働く感覚を知ってもらうために生徒たちに企業訪問など体験させたいと思いました。
また、ここ数年本校で開催しているICT研究会には全国から沢山の参加者があり、毎回有益な刺激をいただいていますが、なにより会の実施を通して校内の教員にタブレットやPCマルチメディア教室をはじめとしたICT活用への意識向上が見られるようになりました。県内における先駆け校としての責任とも相まって、積極的使用への教員の裾野が広がっているように感じます。タブレットの活用は、授業だけでなく、イヴニングセミナーなどの広報ツール、各種ミーティング、生徒へのオンラインでの動画配信など、使い方やソフト面でのバリエーションがどんどん広がっています。生徒たちは、良い意味で我々が想定していない新たな使い方を見つけ出します。ICT活用の環境に慣れていたお陰で、コロナ禍においても全く動ずることはありませんでした。
今後も引き続き、フォローも含めて宜しくお願いいたします。
学校法人呉武田学園 武田中学校 武田高等学校様 https://takeda.ed.jp/
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