集うオフィス
オフィスをつくる
2024.01.19
【オフィス空間のデザイン・設計】株式会社宇根鉄工所様
【はじめに】
金属製品製造業を営む宇根鉄工所様。創業100年を超える歴史をもち、『世の中から水害をなくしたい』と防水板・防水扉を中心とした止水製品を全国に展開されています。この度は、オフィスツアー※にご参加いただいたことをきっかけに、本社社屋をリニューアルするお手伝いをした事例です。
外観のBefore(左) After(右)
【お客様のお悩み】
旧オフィスは1階と2階に執務スペースが分かれており、部門を超えたコミュニケーションに物足りなさを感じていました。また、業務効率を上げるためには電子化が必須と考え、ペーパーレスを念頭に置いたレイアウトにしたいとお考えでした。職場環境の面では、開口の大きな窓が多かったため断熱性が低く、働く社員が快適な環境で気持ちよく働けるように改善を行いたいと考えておられました。築30年を超え、採用活動のオフィス見学で「このオフィスで働きたい」という魅力が弱いと感じていたことも後押しとなり、リニューアルを決意されました。
【お悩みに対するご提案】
2階に執務スペースを集約することで、物理的な隔たりを解消しました。元々あった天井までの壁をなくし、高さ120cm程度の腰壁を採用することで開放的なフロアにしました。フロアに高低差をつけることで見渡せば誰がどこにいるのか良く分かります。同じフロアにいることで、いつでも誰でも情報の共有や共創ができます。窓をペアガラスに変更し、屋根に断熱材を施すことで断熱性を上げました。他にも、可変照明により時間によって自動で照度や色温度を変えて社員の働き方にメリハリをつけるなど、快適に働ける空間をデザインしました。
部署ごとの固定席とは思えない、全体の一体感と回遊性を実現しました
木を多く取り入れたオフィスの中で、シンボルツリーは「集うオフィス」の象徴となっています
【お客様の声・感想】
リニューアルは『働き方そのものを創る』と考えた為、『オフィスの理研産業』と『リフォームのマエダハウジングプラス』の協業に期待して相談をしました。結果として満足度は100点満点。コンセプトをよく検討して決め、一貫性を持って共に進められたことが成功に導いたと考えています。造作家具を取り入れたことで、妥協することなく、これから目指す働き方に沿ったレイアウトにすることができました。リニューアル前は賛成も反対もありましたが、経営者サイドと社員の思いに差が生まれないように、多くの時間を使い準備しました。活発にコミュニケーションをとりながら働く社員の姿を見ていると嬉しく思います。
新しいオフィスを初めて見学し、興味津々で期待に満ちている社員の皆様
お昼時には部署の違う方同士がコミュニケーションする姿が見られます
<社員の方が撮られた写真>ライトアップされた社屋の写真を見せ合って盛り上がったそうです
お手洗いはパウダールームも兼ね、女性社員の為の設備も充実
大会議室。講習や全員を集めた会議に使われています
エアコンをビルトインにできたのは造作ならでは
オフィス見学では、「こんなオフィスで働きたい」という声も!
【おわりに】
オフィスツアー※に参加したことで家具などのハード面ではなく、考え方や進め方などのソフト面で重要な気付きを得られたとおっしゃっていただきました。リニューアルで新しい働き方のベースはできたので、これからは社員の皆様と共に実践と最適化を続けていくとおっしゃられていました。
(中央右から)宇根社長、宇根常務取締役、(両端右から)弊社営業担当 浜本、藤井
テープカットに弊社の担当者も呼んでいただきました(左端)
インタビュー風景
※オフィスツアー:理研産業が本社社屋で『社員が働きやすいオフィス』を本気で考え、実行し、失敗から改善し続けている軌跡をお客様に見ていただき、ヒントにしていただこうと実施しております。HPのお問い合わせフォームもしくは弊社担当者にお気軽にお声がけください。
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