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お客様事例記事

全国どこでも同じ働き方が実現できるABW事務所の実現

オフィスをつくる

2023.11.02

【オフィス空間のデザイン・設計】株式会社サタケ様

北海道事務所(左)とクリスタルビル(右)どちらも業務によってその日の働く場を選べます

【はじめに】

精米機トップメーカーの株式会社サタケ様。2年前にニューノーマルな働き方を目指し事務所のリニューアルをされました。その時のABW※の働き方を全国の事業所に展開を進めておられます。今回は、新しく北海道事務所(2023年4月)と、本社クリスタルビル3階(2023年6月)をリニューアルした事例です。(2年前の北陸営業所リニューアル事例は、コチラ

before
after

北海道事務所のBefore(左) After(右)

【お客様のお悩み】

リニューアルで最終的に目指すことは業務効率の改善でした。そのために掲げた目標は2つありました。
1つは事業部を超えたコミュニケーションが活発になり、自然と連携し、総合力を発揮できるようになることです。2つ目は、どの事務所でも同じ働き方ができることで、転勤時の精神的負担や効率の低下を減らすことです。働き方が変わらないことで、新しい職場に適応しやすくなり、早く実力を発揮できるようになると考えておられました。

【お悩みに対するご提案】

ABWの考え方を基に、同一フロア内に様々な目的を持たせたエリアを区分けしました。目的に合わせた席やオフィス家具を配置することで、従業員が自らその日の業務内容に合わせて働く環境を選べるようにしました。オフィス家具は本来の目的以外にコミュニケーションにもつながるものを多く選定しました。カラーや素材を統一することで、どちらの事務所も同様の働き方がしやすい『サタケ様の事務所』を実現しています。

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1人で集中できるブースもあり、メリハリのある働き方ができます(北海道)

counter

カウンターは狙い通りリフレッシュとコミュニケーションの場になっています(北海道)

cabinet

気軽にコミュニケーションがとれる、ホワイトボードつきキャビネット(北海道)

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対話と情報共有エリアでは、他部署の人と隣になることで得られるヒントもあります(クリスタルビル)

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防音素材の壁で音漏れが気にならないウェブ会議スペース(クリスタルビル)

personal cabinet

個人キャビネットは作業台としても活用できます(クリスタルビル)

【お客様の声・感想】

事業部間を超えたコミュニケーションが自然と発生しています。不意にこぼした困りごとに、事業部に関係なく知識や経験の共有が行われる中で、他事業部の業務内容を新たに理解できたという声も聞きました。部署間の連携がスムーズになった事で、他人事感が薄れ、業務効率の向上と総合力が発揮できる環境であると感じています。出張で来た従業員も同じように目的に応じて座る席を選択しており、ABWの働き方がサタケの働き方のスタンダードになりつつあります。満足度は総合的に7割。ペーパーレスのさらなる推進、フリーアドレスならではの新たなルールづくりなど、課題も残っています。これからも理研産業のノウハウで改善の手助けをしてくれることを期待しています。

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面談風景

【おわりに】

企画当初は反発も多かったそうです。特に多かったペーパーレスでの書類の廃棄や、自部署内のコミュニケーションが減るのではないかと不安に思っていた従業員も、2カ月もすると新しい働き方に慣れつつあるそうです。最近はABWオフィスに消極的だった従業員からポジティブな意見をもらうこともあると喜ばれていました。リニューアル後も最適化と調整は続きます。これからもお客様の働き方改革の良き相談相手となれるよう尽力してまいります。

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集合写真(北海道事務所)
(左から)北海道事業所 小田所長、北海道調整機営業所 岡本所長、弊社担当 溝部、藤井

crystal building

集合写真(クリスタルビル)
(中央)企画統括部 田邊次長、弊社担当 溝部、藤井

※ABW(Activity Based Working):オフィス内の働く環境をその時の業務内容に合わせて選択できる働き方