ICT機器で欲しい所に目が届き、より手厚い見守りを
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ICTコンサルティング
ICT機器サポート・通信回線
2022.07.19
【福祉ICT】 社会福祉法人仁寿会 ハートフル竹原中央様
取材協力:社会福祉法人仁寿会ハートフル竹原中央 黒本施設長、森澤事務長、佐藤課長、土本介護主任
【はじめに】
介護業界では「ちょっと目を離したすきに」が大きな事故や取り返しのつかない事態に発展することも少なくありません。ICT機器によるサポートで足りなかった目を補った事例です。
【お客様のお悩み】
利用者様の転倒事故が従業員の方が見ていない所で発生し、安全面の対策が課題にありました。
他にも、従来のセンサーマットは床置きタイプで利用者様の離床の通知が来るだけでした。ベッド上での状況までは分からず、すべて個室ということもあり、主に夜間の1部屋ずつの確認が従業員の方の大きな精神的負担になっていました。
【お悩みに対するご提案】
全居室へ起き上がりやバイタルサインが分かるセンサーマット「眠りSCAN」(パラマウントベット社)、スマートフォン、ネットワークカメラ、そして無線LAN構築のご提案をいたしました。これらを連携することで、今まで人の手ではカバーしきれなかった手厚い見守りや、必要な時に必要な場所で必要な人員が動けるようになる効果が見込まれました。
左下:無線LAN 右上:ネットワークカメラ
パラマウントベット社のベッドと「眠りSCAN」
【お客様の評価・声】
導入して4カ月。「眠りSCAN」である程度の状況把握ができるので、より優先度の高い利用者様から対応することができるようになりました。また、夜間は心配で10分おきに部屋に確認に行くこともありましたが、ICT機器で巡回時以外にも全利用者様の状態を確認できるようになったことで、心的負担・作業負担ともに軽減されたと感じています。若手の従業員を中心に運用しながら活用できる機能をどんどん増やしているところです。
ネットワークカメラは導入して本当に良かったです。車いすの転倒事故の際に録画映像で正確に状況の把握ができたことで、より実情に即した対応や再発防止を考えることに役に立ちました。
黒本施設長(左から3人目)と従業員の皆様、 弊社営業担当・藤田(右端)
【おわりに】
ICT機器を活用したことによりできることが広がり、従業員の方々から利用者様目線で もっと快適にお過ごしいただけるような新しいアイデアも出ているとも伺いました。今回はお客様の改善への意欲と補助金のタイミングが合致したことも後押しとなり、ハートフル竹原中央様が目指す「個別ケア」という未来へ進むお手伝いができました。
※この度の提案には、厚生労働省の「地域医療介護総合確保事業補助金」を活用しました
楽しそうなイベント風景(コロナ前)
落ち着ける明るく清潔な個室
社会福祉法人仁寿会ハートフル竹原中央
http://www.jinjyukai-takehara.or.jp/social_welfare/heartwarming
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