学び方も多様性 講義室も自由に変化し対応
オフィスをつくる
2022.10.25
【大学講義室のデザイン・設計】 山陽学園大学 山陽学園短期大学様
固定席と可動席(レスパス)のハイブリッド講義室 天吊りモニターで後ろの席にも配慮
【はじめに】
創立136周年を迎えられた山陽学園大学・山陽学園短期大学様。古い校舎を2022年3月に改修工事され、9つの講義室・演習室等の什器(椅子や机など)やプロジェクタなどの備品も新しくされました。それらを学生目線でご提案させていただいた事例です。
【お客様のお悩み】
耐震の問題で校舎の改修工事をされました。大がかりな改修で予算に限りがある中、内装も学生に喜ばれるような講義室にしたいとお考えでした。また、最近の什器は品目や色が多彩なので、学生の学習環境がより充実する機能と色調で選定を任せられる業者をご希望でした。
【お悩みに対するご提案】
イトーキのL字脚机・椅子(レスパス)をご紹介しました。何より、自由にレイアウトを変えられることで多彩な講義に対応できるとご好評をいただきました。また、脚のムダが省かれているので椅子を大きく引かなくても座ることができ、限りある講義室のスペースでも学生の離着席がスムーズにできます。他にも大学の講義室で一般的に使用される固定机やホワイトボード、プロジェクタ、スクリーン、教授の音声を学生に届ける音響設備、現在の教育現場で広く導入され教育課程の授業で活躍することが期待されるタッチパネル対応ディスプレイも含めてご提案いたしました。
天井に取り付けられたプロジェクタやスピーカー、上下が入替可能なホワイトボード、板書と電子データ投影など用途によって移動が容易な教卓、収納中のスクリーンは目に留まらず気が散りません
【お客様の評価・声】
レイアウト変更ができる講義室は先生にも学生にも評判が良いです。固定席と可動席のハイブリッド講義室は講義の途中でレイアウトを変えてアクティブラーニングをすることもあり、使用頻度が高いです。また、レスパスは固定されておらず天板下の空間も広いので、高身長の学生でも窮屈にならずに集中して講義に望めます。黒板をホワイトボードに変えたのはチョークの粉が気になっていた先生や生徒からとても好評です。オープンキャンパスでもこの校舎はよく使われ、アンケートでも清潔で明るい色調の講義室は多くの高評価が得られています。
天板下の棚は確保しつつ足元は広々としています
机の脚は離着席しやすく設計されています
【おわりに】
改修にあたり、たくさんの業者とやり取りがあった中で、什器と電子機器の窓口を理研産業に1本化できたことは、とても助かったと言っていただけました。今後は、学生がくつろぎながらグループワークができるような「ラーニングセンター」としての活用も視野に入れているので、また相談に乗ってほしいというお声もいただきました。完成したら終わりではない、学生と時代に合わせて進化する学び舎を今後もお手伝いしてまいります。
山陽学園大学 総務課 松田様(右)と弊社営業担当 川上(左)
山陽学園大学 山陽学園短期大学 http://www.sguc.ac.jp/
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