「ふわふわ・ラーニング」 学生の可能性を見つける場所に
オフィスをつくる
2021.10.13
【学校ICTのデザイン・設計】比治山大学・比治山大学短期大学部様
このたび取材にご協力いただいたのは、比治山大学・比治山大学短期大学部様です。
現代文化学部、健康栄養学部、短期大学部、大学院で多くの学生が学んでいます。
今回は、新たに建設された3号館2階のラーニング・コモンズエリアについてお伺いしました。
【ご提案のきっかけ・ご要望】
学園創立80周年記念事業の一環として、新校舎の建設を計画された比治山大学様。
キャンパス内に分散している事務部門を集約することで、学生の利便性を高めることが大きな狙いです。新校舎の3つのキーワード「幹」「核」「場」のひとつである「場」、多様な学びをサポートするラーニング・コモンズ(※)については、2階フロア全体を使って作り上げること、学生や職員の意見を取り入れながら一緒に作り上げることを決めておられました。
※ラーニング・コモンズ:学生が自由に主体的に学ぶための学修支援の場
【解決に向けてのご提案】
ただ家具が新しくなっただけではラーニング・コモンズの目的は果たせません。
コンセプトをはっきりさせるために、理研産業ではまず「4×3の比治山力」という比治山大学様の教育方針を理解し、実際の利用シーンに合わせて分解しました。
自立・共生・想像・創造の4つのキーワードから「ひとり」「みんな」「まとめる」「ひろげる」の具体的な行動を想定し、学ぶ意欲を高め、自らが場所を選んで学修できる「ふわふわ・ラーニング」をコンセプトに据えました。
家具選定については、既製品家具ではなく空間に合わせたオリジナルの造作家具を使うことで、学生さんに居心地良く使っていただける工夫を取り入れました。
イトーキは空間デザインや家具選定、マルニアステリアは県産材を生かした造作家具製作の強みを活かし、3社でタッグを組んで提案しています。
【お客様の評価・声】
業者選定はコンペ形式で行われました。
他社の提案と競合しましたが、理研産業は「4×3の比治山力」をラーニング・コモンズに結びつけたことで、グループ学習やプレゼンテーション、ディスカッションなどの幅広い学びを学生が意識的に行うことができると評価をいただきました。
また「ふわふわ・ラーニング」という名前も、新しいアイディアが生まれる場としてイメージしやすいと好評価。
自分の未来を、可能性を見つける場として学生が大いに活用することを期待されています。
左から、マルニアステリア:前川様 弊社営業担当:矢村 イトーキ:木村様
3社で新校舎3号館の「ふわふわ・ラーニング」と「オープンラボ」エリアの提案をしました。
比治山大学 比治山大学短期大学部 https://www.hijiyama-u.ac.jp/
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